
酔っ払って威張る奴はなぜみっともないのか?
酒の席は本来、楽しく語らい、日頃の疲れを癒やす場所です。
しかし、そこに現れる「酔って威張る奴」がいるだけで空気が一変します。
本人は気持ちよくなっているつもりでも、周りは白け、距離を取り始める――。
今回はそんな「酒に酔って威張る人間」の心理と行動パターンを深掘りして考えていきます。
1. 酒の力を借りてしか自信を持てない
酔っ払って威張る人の多くは、シラフでは静かだったり、どこか自信なさげだったりします。
つまり、「酒を飲むことでしか、自分を大きく見せられない」のです。
普段は声が小さいのに、酒が入ると急に上から目線 昔話や武勇伝が止まらなくなる 立場が上がると、人を呼び捨てにし始める
酒でしか「自我」を支えられないのは、心の弱さの裏返しです。
2. 相手を萎縮させて、自分を守っている
威張る人は、相手の反応を敏感に見ています。
笑ってくれるか、黙るか、媚びるか――。
本当は不安だからこそ、威圧的な態度で相手を押さえ込もうとするのです。
部下や年下には強く出るが、上司の前ではペコペコ 聞かれてもいない武勇伝を語り出す 「俺の若い頃はなぁ」「今の若いやつは…」が口ぐせ
その姿は、周囲から見れば「哀れ」にさえ映ります。
3. 酒を言い訳にして本音をぶつける
酔っていれば許される、という勘違い。
「酔ってたから覚えてないよ」で済まそうとするのも特徴です。
でも、酒に酔って口にした言葉こそ、その人の“本性”が出るもの。
普段言えないことを、酔った勢いでぶつける 酒の場で人間関係を壊す 翌日ケロッとしているが、周囲は忘れていない
「酔ってただけ」は、許しにはなりません。信用は確実に失われています。
4. 周囲は気を遣って笑っているだけ
酔っ払いの暴言や自慢話に、ニコニコ笑って応じている人がいたとしても、それは「心からの笑い」ではありません。
空気を壊さないための苦笑 早く終わってほしいという祈り 帰り道で「今日もまた始まったな」とため息
本人が満足している間に、静かに人が離れていくのが現実です。
5. 本当に尊敬される人は、酒を飲んでも謙虚で優しい
同じように酒を飲んでも、威張らない人がいます。
むしろ、そういう人ほど人望があり、まわりに安心感を与えます。
周囲のグラスを見てさりげなく気遣う 話すよりも聞くことを大事にする 自分の話は少なく、皆を立てる
威張るのではなく、「場をつくる」人こそ、本当に大人で粋なのです。
まとめ:酔って威張るのは、器の小ささの表れ
酔って威張る人は、酒のせいではなく「自分の未熟さ」が出ているだけです。
その場は気持ちよくても、翌日には信頼が目減りしています。
酒は人を写す鏡。
自分がどんな人間か、酔ったときにこそ見えてくるのです。
【代行運転のリアル】酔っぱらって家を教えないお客さんに困った夜の話
こんにちは、現役の代行運転手です。
今回は「酔っぱらって家を教えないお客さん」という、夜の街でよくある“あるある話”を紹介します。これから代行運転を利用する方、そして同業者の方にも読んでもらいたい、少し笑えてちょっと切ない、そんな出来事です。
◆ ある金曜日の深夜、呼び出された一件
時間は深夜1時を回ったころ、繁華街のいつもの場所に代行の依頼が入りました。待っていたのはスーツ姿の男性。すでに足元はふらつき、こちらの顔を見るなり「あー悪いねぇ!」と声をかけてきます。
運転する車に乗り込んでもらい、「行き先をお願いします」と聞くと、返ってきたのは……
「ん〜、あれ? 家どこだったかな……」
◆ 住所がわからない、ナビも使えない
お酒がかなり入っていたようで、本人も家の場所を思い出せない様子。「〇〇区だったかなぁ……」「あ、ローソンの角を右だったような……」と、曖昧なヒントばかり。
ナビで検索しようにも、番地もわからず「マンションの名前? 忘れちゃったなあ〜」と、終始ニコニコしているだけ。
こうなると、代行運転手の腕の見せどころ……と言いたいところですが、実際には何もできません。
◆ 時間と燃料だけが減っていく…
お客さんを落ち着かせて聞き取りをするも、「とりあえず走ってくれ」と言われ、ゆっくり近隣を流していくことに。しかし、方向の指示もおぼつかなくなり、次第に「ここどこだっけ……」と本人も困惑モード。
結局、運転代行のルールに従い、一定時間が経っても目的地がわからない場合、警察に相談する流れとなります。
◆ 結局どうなったのか?
この日は幸い、お客さんのスマホから家族に連絡がつき、奥さんが電話越しに住所を教えてくれました。無事に送り届けることができましたが、30分以上のロスと緊張感、精神的な疲労は大きかったです。
◆ 代行を頼む方へ、ひとこと
酔っていても代行を頼むのは大切な判断ですが、ご自身の住所やマンション名、帰宅ルートなどはスマホのメモや紙に書いておくと非常に助かります。
特に、はじめての代行利用や深酒した時は、タクシーのように「〇〇まで」と即答できない場合があります。せっかくのサービスが活かせず、トラブルになることもありますので、お互いに気持ちのよいやりとりができるよう、ご協力をお願いします。
まとめ:
- 酔って住所がわからなくなる方は意外と多い
- ナビも使えないと代行側は非常に困る
- メモやスマホに「自宅情報」を残しておくのが吉
代行運転手も、お客さんを無事に安全に届けたいと思っています。ちょっとの準備で、夜の帰宅がスムーズになりますので、ぜひ参考にしてください。
